東日本大震災:福島第1原発事故 那須塩原の市民団体「県北も被災の支援対象に」 国に要望書提出 /栃木

毎日新聞 2月23日(土)12時42分配信

 東京電力福島第1原発事故による放射性物質対策で、那須塩原市の市民団体「那須野が原の放射能汚染を考える市民の会」(西川峰城代表)は22日、県北部を「原発事故子ども・被災者支援法」の支援対象地域に加えることなどを求める要望書を復興相あてに提出した。

 要望書は「県北部は、福島県の中部、南部の汚染度に相当する地域が多い。県境で仕切るのではなく、測定値に基づいた平等な対策が必要」と指摘。支援法の支援対象地域に県北部を加え、具体的な施策を盛り込む措置を講じることを求めている。
 具体策として▽復興庁と直結する窓口を市や町に設置▽内部被ばくや甲状腺検査の継続実施▽被災者から意見を聴いて被災者生活支援などに反映する--ことを求めた。【柴田光二】
2月23日朝刊